今まで女性の泌尿器のお悩み(頻尿・尿漏れ)に対応してきましたが
先日、男性の泌尿器のお悩みについて施術する機会がありました。
おしっこの悩みは男性も女性も変わらず深刻です。
命にかかわることは少ないですが日常生活に大きな影響を及ぼすからです。
深刻な泌尿器のお悩みなのに相談するところが少なかったり
少し気構えてしまうところもおしっこトラブルの解決を難しくしている点でもあります。
沖縄でも悩んでいる男性は多いのではないでしょうか。
トイレでしっかり完全におしっこが出たと思って陰茎をパンツに入れてズボンのチャックを閉じると
- 太ももにおしっこが流れる感じがある
- 前立腺肥大などの症状はなくても、陰茎が真下に向くとおしっこが流れてしまう感じがある
- 洗濯前のパンツからおしっこの臭いがする
- トイレが終わった後に床におしっこが垂れてしまう
こんなことがあるようです。
おっかけ尿もれとも言うようですね。
また、多くの男性に聞くとおしっこの切れが悪くなったりするのは
「年齢のせいだから仕方がない」とあきらめてしまうことが多いようです。
- トイレに行って尿を排出した後、しっかり切ってからでないとズボンが染みてしまうなんてことは仕方がないこと
- 年齢によるものだし、ちょっと我慢すればいいから泌尿器科に行くほどでもないこと
そんな風にとらえている男性が多いようですね。
このちょびもれは排尿後尿滴下(post micturition dribble:PMD)と呼ばれています。
ある調査では加齢に伴い増えていくとされています。
また前立腺手術後の方も多いようです。
男性に多いですが女性にもあります。
排尿後滴下が男性に多いのは男性の尿道の構造によるものが影響しています。
男性の尿道は恥骨下曲と恥骨前曲の2つの彎曲部があります。
排尿が終わって、陰茎を振っても根元の部分に尿が残ったままとなり
陰茎がまっすぐになると溜まっていた部分の尿が重力で流れてしまいます。
そのためあとから尿が漏れたように感じてしまうのです。
排尿後に尿道におしっこが少したまったところにある
球海綿体筋がうまく働きにくくなっているよるものとも言われています。
そのため男性も骨盤底筋体操を薦められることもあるようです。
骨盤底筋体操はどこに感覚を入れるかが難しく
骨盤底筋の後方にある骨盤隔膜にばかり力が入ってしまい
骨盤底筋の前方に尿生殖隔膜に力を入れることができない方も多いようです。
ジーハンズでは筋膜神経療法での介入により
尿生殖隔膜や球海綿体筋がうまく働くような体内環境を整えます。
男性も女性も沖縄では尿もれに悩む方が少なくなることを願っています。