「肩こりってずっと付き合っていくものだと思っていた」とお客さまによく言われます。
最初は、私も肩こりは”ほぐせばいいもの”だと思っていました。
ですが、
と、肩こりに悩んでいる多くの方はもう改善を諦めています。
そこで、今回は県内外の理学療法士に”肩こり解消の技術”をレクチャーしている痛みのプロの観点から、肩こりの解消法をお伝えしたいと思います。
具体的に言うと、
- 肩こりの3つのタイプ
- 自分でできる肩こりタイプテスト
- タイプ別筋膜ストレッチ
をわかりやすくお伝えしていきます。
2〜3分あれば読めるので、簡単にあなたに効果的な肩こり撃退法が手に入ります。
ぜひ目を通してみてください。
そもそも肩こりってなぜできるの?
肩こりは、多くの日本人が困っている症状です。(男性2位、女性1位)
その肩こりは、なぜ起こるのでしょうか?
諸説ありますが、
一番は肩の血流の流れが悪くなっているということです。
その多くは、肩こりの正しい原因がわかっていないからです。
肩こりには3つ種類があります。
(厳密にはもっと細かく分けることができますが、自分でできるセルフケアという観点で3つに分けています)
ということは、これまで受けた肩こりのケアが自分のタイプと違う場合は、もちろん改善しません。
- 肩こりがなかなか治らない…
- ほぐすといいけど、すぐ戻ってしまう…
- 頭痛やめまい・吐き気まで出てつらい…
こんなにきついのに、
整形外科に行っても「湿布で様子みましょう」で終わる。
こまめにマッサージに行っても一時的で翌日には戻ってしまう。
どうしていいかわからなくなります。
もしかすると、なかなか治らないその肩こりは原因タイプを見分けないまま治療を受けていたかもしれません。
症状別 3つの肩こり
なかなか取れない肩こり。
それにはとても大きな理由があります。
それは、
「肩こりは肩こりでもタイプによって原因が違う」
ということです。
よく健康番組などで、
「肩こりに効く!!」
などやっていますが、
そもそも肩こりにもタイプがあるので、
そのすべてに効く唯一の方法なんてありません。
蚊で困っている時は 蚊取り線香。
ゴキブリには ゴキブリホイホイ。
原因がわかると、適切な手段がわかります。
ちゃんと原因を見分けて、
自分にあった解決策を知る必要があるのです。
それを知らずに、「よく効くストレッチ」と言われることをやっても、なかなか変わらないのはそういうことなのですね。
しっかり肩こりを解決していくために、
まずはあなたの肩こりの特徴から、
肩こり分類に照らし合わせてみましょう。
歯ぎしりタイプ
耳の下から首の横ラインが凝るタイプ。
歯ぎしりや、食いしばりが多い。
偏頭痛がこめかみにくる人が多い。
肩甲骨タイプ
肩甲骨から首にかけて凝るタイプ。
顎関節症など顎が開けづらい症状もある。
耳の前後が凝っている方も多い。
耳の後ろに締め付けるような頭痛がある。
後頭部タイプ
後頭部から首の後ろにかけて凝るタイプ。
目の奥の痛みや、眼精疲労がある。
背骨に沿って腰まで凝っていることもある。
首の前方やあごの下がつっぱる。
などなど、代表的な肩こりと一緒にでる症状をまとめてみました。
全部が必ずでるわけではなく、どれか1つでも当てはまる場合は、そのタイプの肩こりである可能性が高いです。
簡単な目安としてみてもらえたらと思います。
タイプが違うと対処法も変わってくるので、要注意です。
タイプ別のストレッチは⬇︎⬇︎で紹介しています!
なぜ、肩こりは長引くのか?
なぜ、肩こりは長引く人が多いのでしょうか?
「肩こり持ち」だからと、諦めている方には特に知っておいて欲しいです。
その肩こりも解決に向かうはずですよ。
さて、ではなぜ長引く肩こりが多いのか。
それには2つの理由があります。
1つは、
先ほどの肩こりをタイプに分けて対処していないこと。
肩こりを一括りにして、「肩こりに効く!」なんていうストレッチ法や整体はまず注意が必要です。
かえって、その肩こりを余計治りにくくしている可能性が大きいですね。
タイプ別の対処法は、後ほどご紹介いたします。
2つ目は、
筋膜が悪さをしているからです。
筋膜って何?って方は一度こちらをご覧ください。
上の記事にも記載されていますが、
痛みやコリの原因は、その症状の部位が原因っていうことはほとんどありません。
特に長引いている症状は「症状=原因部位」はほぼありません。
長引く肩こりを解決するには、こってる部位ではなく、原因部位を治療することが必要です。
タイプ別 肩こりタオルストレッチ
さて、一番肝心のタイプ別の解決法として、
今回は筋膜ストレッチをご紹介したいと思います。
歯ぎしりタイプ
肩甲骨タイプ
後頭部タイプ
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まとめ
・肩こりには3タイプある。
・タイプを見分けることが肩こりの解決につながる。
・長引く肩こりの原因は筋膜にある。
・タイプ別の筋膜ストレッチは有効。
これでもなかなかよくならない肩こりは、複雑な症状(2つの原因が重なっている場合など)である場合が多いので、ぜひ私たちにご相談ください。