妊娠中から知っておくべき産後のからだのこと　

今回は産後のからだについてです。

この『産後のからだ』は現在妊娠中の女性、産後の女性はもちろん

不妊治療中の女性にもこれから起こりうる変化について知っていただきたいと思っています。

産後のカラダの変化

産後は、出産してかわいい赤ちゃんと対面し、毎日楽しくお世話をする。

そんなキラキラしたイメージをもっている方が多いのではないでしょうか。

出産したあと赤ちゃんのことをイメージしている方は多いと思いますが

出産後に自分のからだがどのように変化、回復していくのか

このことを知っているプレママは少ないのではないでしょうか。

初産婦の方は、赤ちゃんのお世話が中心で

そんなことを考えている余裕はないかもしれません（私はありませんでした…）。

妊娠中から産後の自分のからだについて知っておくと

気持に余裕が出てきて

産後のトラブルを悪化させずに済むかもしれません。

沖縄の妊活中の方も、妊娠中の方も知っていた抱きたい内容です。

産後のカラダの回復期間

出産後1か月程度で元に戻るとお考えの方も多いのではないでしょうか。

日本では出産後のお母さんの体は１か月検診でチェックして

問題なければ終了とされています。

実際は体の回復には時間がかかり１か月では完全には戻りません。

出産後のからだの変化はそれぞれの場所によって回復期間が異なります。

産後の体重の変化

産後2～３か月で徐々に妊娠前の体重に戻るとされています。

芸能人はすぐにダイエットしたとメディアで目につきますが

出産後すぐに体重が戻るわけではありません。

出産とともに体の外に出るものは

赤ちゃん

羊水

胎盤

などです。

これらは全部合わせても、4キロ程度です

そのほかに妊娠中に増えたものは

血液

子宮

乳房

皮下脂肪

などがあります。

それらは出産時に排出されないものですので、すぐに体重は元には戻りません。

そのため産後3か月程度は無理な産後ダイエットは体に負担となってしまいます。

産後の乳房の変化

おっぱいをおっぱいを赤ちゃんが吸うことでホルモンが分泌され

さらに母乳が作られるというリズムが出来てきます。

はじめはそのリズムがうまくいかないことがありますが産後1か月程度でリズムが整ってきます。

また、乳首も産後4か月までには赤ちゃんが吸いやすい状態に変化します。

産後の子宮の変化

子宮が縮んだり緩んだりを繰り返しながら

徐々に小さくなっていきます。

悪露は出たり止まったりを繰り返し

産後2か月程度で止まることが多いとされています。

産後1か月半程度で元の子宮の大きさまでに戻ります。

産後の会陰の変化

会陰裂傷がある場合は、傷を縫ってから痛み自体は産後1週間程度で収まってきます。

傷が完全に回復し、きれになるまでは産後3週間程度かかります。

産後１か月たっても会陰部が痛い、違和感がある場合は一度産婦人科でチェックをしてもらったほうがよいでしょう。

産後の筋肉の変化

妊娠後期より赤ちゃんが大きくなる、筋肉・靭帯が妊娠に向け徐々に緩んでくるため

骨盤周囲の痛み（恥骨痛・仙骨痛・尾骨痛など）が出る方がいます。

緩んだ筋肉は産後3～６か月かけて回復していくため、

骨盤周囲の痛み（恥骨痛・仙骨痛・尾骨痛など）が継続する方が多くいます。

その場合は理学療法士など専門家にチェックしてもらったほうが良いでしょう。

産後の骨盤底筋の変化

分娩時間が長い方は、骨盤底筋にダメージを受け尿もれ、便失禁の症状が出ることもあります。

骨盤底筋は産後3～６か月程度で徐々に回復していきますが

もともと収縮する筋力は人によって差があります。

自分で骨盤底筋の収縮を感じることができない方も多いため、

理学療法士と一緒に骨盤底筋トレーニングをしていくことをお勧めします。

産後のカラダの回復に時間がかかった場合は？

このように産後の体は、部位によって回復期間にばらつきがあります。

回復期間を過ぎても痛みがある場合

回復期間であっても痛みの強さが徐々に減っていかない。

違和感が続いている。

妊娠前と状態が異なる。

こんな場合は一度専門家に状態を確認してもらうことをお勧めします。

G`handsでは妊娠・出産に戸惑うママたちの悩みを解消し、

妊娠生活・産後生活を強力サポートしていきます。