頭痛や首の痛み、腰痛などでお悩みの方と密接に関係する枕の話です。
今日、クライアントさんから枕の相談をされました。
枕は眠りの質を高めるための3種の神器の1つです。
ヒトは眠ることで身体を回復しますし、自律神経のバランスを整える時間でもありますので、良質な眠りを送れないということは、日中の疲れや、筋肉の張りも回復できませんし、よく寝れないこと自体が症状の引き金になることさえあります。
最近は寝具専門店も増えてきており、枕や布団の相談が出来る場所が増えてきていますね。
大変いいことです。
増えてきているということは、それに困っている人も増えてきているということなので、やはり良くはないですね。
よく聞くのが、
「専門店で〇万円で枕を買ったけど、余計キツくて、今では足置きになっている。」
「キツいけど、せっかく買ったからずっと使っているよー」
などなど、専門店で買っても、いい方向に行っていない方がいる事実もあります。
合っていないケースで共通する点は、
・首の形状に合わせているはずが、隙間を埋めているだけ。
(逆に首の筋肉を疲れさせてしまっていることもしばしば)
・低反発枕
(寝てる間はいいですが、起きた後に思わしくないことが多いです)
・枕はないほうがいいという妄信
(ないほうが合う人、ちゃんと枕したほうがいい人いるので、一概にどちらがいいとは言えません)
などなど、あげればきりがないですが、
そんなことより、自分で出来る「枕合っているのか?」チェックがあります!
枕チェックポイント
①今使っている枕、それとは高さが違う枕(より高い、より低いを1つずつ ※家族のやら、ソファのクッション、バスタオルなどで構いません。チェックの段階で買う必要は一切ありません。)を用意します。
②今使っている枕で仰向けに寝たときに、自分で自分の肩(僧帽筋)を触ってみましょう
固いなと感じる人は要チェックです!
➂さらに高い枕、低い枕で同じようにチェックしてみます。
今使っている枕の時の固さよりも、筋肉が緩くなっている高さが、あなたに合う枕の高さに近いということです。
低いほうが緩む → 今より低いほうが望ましい
高いほうが緩む → 今より高くした方が望ましい
④これで終わりではありません。本当にピッタリの枕の高さを知るときは、さらにバスタオルを折りたたみながらタオル一枚分ごとに高さを調整して、一番緩む高さが、あなたの本当に合っている枕の高さになります。
寝る姿勢で固いということは、その筋肉は6~8時間という睡眠中の時間を、ずっと固いままで過ごしていることになります。それは肩が凝ったり、頭痛がするのは時間の問題で当たり前の話ですよね。
筋肉を休める時間のはずの睡眠時に、枕の高さのせいで休めていない時間になってしまっていませんか?
運動や治療、コンディショニングもそうですが、
やはり睡眠も “あなたに合ったオリジナルな状態” をしっかり見極めたいですね。
よく眠って、身体を整えましょう。
General Hands 比嘉
Mail:ghands.okinawa@gmail.com