沖縄が健康長寿に戻るために「必要なこと」

 健康長寿沖縄は過去の話である。。。

 

 そういった言葉を様々な場面でここ最近耳にします。

 特に「イチキロヘラス」などは、県やマスコミ、複数の職能団体が手を組んでやっていたのはよく覚えています。

 

 沖縄県民ならある場所で見たであろうこの看板。

 

 

さて、ここで言われているのは、

(2010年の厚労省の人口動態統計を参考にしています)

平均寿命:男性30位(2005年は25位)更にダウン!

     女性3位(2005年は1位)遂に陥落!!

 

さらに、

【食品の状態】

ベーコン消費量・加工肉購入額 全国1位

ハンバーガー店での外食金額 全国1位

生鮮魚介類・牛乳を含む消費量 全国最下位

 

【栄養の状態】

食事全体の油の比率 全国第1位

野菜を食べる量 男性46位 女性45位

タンパク質を食べる量 全国最下位

 

それらが及ぼしたであろう

【身体の状態】

肥満者の割合 全国ワースト1位

メタボリスク保有者 全国ワースト1位

65歳未満死亡率 全国ワースト1位

75歳以上死亡率 大腸がん 男1位

        乳がん・子宮がん 女2位

COPD死亡率 全国ワースト1位

※COPD:慢性閉塞性肺疾患

 

などなど、食や栄養の影響で平均寿命が全国順位が下がっていることを警告しています。

 

さらに、沖縄県の発表では、

2016年「健康長寿おきなわ復活県民会議」県民行動指針より抜粋

 

 先ほどの警告でも同様でしたが、沖縄県は平均寿命の全国の平均寿命の向上に特に男性はついていけていないことを問題視しています。その理由として挙げているのが、20‐64歳の働き盛り世代の死亡率が高いこと。がんや、心臓疾患、脳卒中などの生活習慣病、そして自殺などによる死亡率が高いと考察しているようです。

 

 これはこれで1つの見解ですが、気になるのは、寿命の順位にだけ焦点を当てるのはどうだろうかと思います。相対的に日本中寿命は延伸しているのに。よくよく見ると、数字上は、寿命自体はここ20年で沖縄も全国平均も4歳程度延長しています。ポイント差の分の差で、順位のように大差はないように思います。医療水準が進歩しているのですから、延命可能な方が増えたということですよね。

 

 それよりも、健康寿命に目を向けてみましょう。

健康寿命とは

「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」

(2000年,WHO)

 

言い換えると、平均寿命と健康寿命の差は「健康ではない期間」ということになります。

沖縄県は健康寿命が男性90.4%で全国47位、女性は83.7%で46位で、特に女性に関しては寿命は長いけれども、障害をもつ期間が長いということになります。

 

ここに、General Hands が目標とする沖縄県民への障害予防の啓蒙の意味と意義があります。

食事を気をつけた方がいいのはわかっている。

運動した方がいいのはわかっている。

それでもやらないのがうちなんちゅですからね。

沖縄の人の性格上、「なんくるないさ」精神で、病気になっても、症状が重篤になるまで医者にかからないという具合の人が多いように思います。

 

General Hands は痛みのコンディショニングを入り口に、そこを広めていけるような場所になりたいと思っています。

沖縄を少しずつ豊かで健康な街にしていきたいですね。

 

 

炭水化物を減らして、運動をする。

部分的に体をデザイン(絞る)したければ、運動前に筋トレ。

そして、1番はビールを減らすべきですね。。。

ワイン派になろう。

 

General Hands 比嘉

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