ここ最近は、テレビの特集や、セルフケアを扱う雑誌などで多く取り上げられている「筋膜」ですが、なぜそんなに今まで言われてないものが、急に効果的!!と言われ出しているのでしょうか。
それもそのはず、これまで痛みは関節や筋肉が原因と考えられてきたため、レントゲンが開発されたり、MRIやCTなどが検査機器として開発されてきたのです。これらの検査では筋膜のゆがみまでは診ることが出来ないため、忘れられた組織として、関心すらなかったのが歴史的にもあるのです。
筋膜とは、書いてそのまま筋肉を包む膜のことで、実は、筋肉の線維一本一本にまで入り込んでいます。イメージしやすくすると、筋肉を包む全身の筋膜は、全身タイツのようにカラダ全体を覆っているような感じです。そのタイツが、筋肉の線維1つ1つとも連結があるということです。
さらに、筋肉だけではなく内臓にも繋がっており、胃のむかむか感や、便秘、息苦しさなど、内科的な症状とも密接に関わっており、筋膜調整によって効果を認めることも少なくありません。
画像引用元:ソル・エ・マーレ鍼灸スポーツマッサージ整体治療院
上図のように左足の筋膜に「たわみ」や「しわ」ができてしまうと、筋膜を伝って、右肩の痛みを及ぼすことも少なくありません。
右肩の肩こり、いくらほぐしても全然良くならない。異常なしと言われる。その場合、いくら肩に治療しても良くなりませんし、原因の左足の筋膜のたわみを治療せずに、良くなるはずがありません。
根本の原因を探して、その筋膜を筋膜リリース、筋膜マニュピレーションしていくことが必要になってきます。
では、この筋膜の「たわみ」や「しわ」は、どんなときにできるのでしょうか?
多くの場合、
①怪我(外傷)
②過用性負担
➂不動(長期化したコルセットの装着)
などでなっていきます。
さらには、
・髪の毛の分け目の癖
・横座りの向き
・寝る姿勢
・足を組む際の
・鞄を持つ手
これらでも、筋膜のたわみが出来る可能性があるので、既往歴(これまでの病歴)や日常生活の癖の中に隠れている可能性があるので、しっかりとした原因の把握と、治療介入が鍵を握ります。
なかなか良くならないその症状は、実は筋膜を介した、別の部位が原因だった。ということも多いですので、まずは諦める前に筋膜調整を受けることをお薦めいたします。
筋膜調整で、心もカラダもすっきりして、また笑顔で人生を楽しみたいですね。
諦めるのはまだ早いです。
まずはお気軽にご相談ください。