1ヶ月以上続いているお尻から足裏までのシビれるような痛みでお悩みのお客さま、なかなか良くならなかった痛みの原因は、実は「手首の硬さ」が原因でした。
お尻から足にかけての痛みというと、坐骨神経痛がすぐ頭に浮かびます。
坐骨神経痛といえば、お尻の筋肉の1つである梨状筋らが、その下を通る坐骨神経を圧迫して起こる症状として知られています。
【クリニカルマッサージより】
そして、よく自主エクササイズで教えられるのが、梨状筋のストレッチ(リリース)です。お尻の下にボールを挟んで、グリグリしましょう!と、教えられているとよく聞きます。
これで良くなって元気になる人はとてもよかったですが、良くならない方も多いはずです。「その時はいいんだけど、すぐ戻ってしまう」「グリグリすると逆に痛くなる」そういった声もよくお聞きします。
このような症状でお困りの皆さんは、良くなっていないのであれば、その対処法を見直す必要があるかもしれません。
なぜ、その梨状筋は硬くなってしまったのでしょうか?
なぜ、坐骨神経は圧迫されるだけで痛みや痺れが出るのでしょうか?
(※座るだけでも圧迫はされているはずです)
ここを考慮しながら、当サロンのお客様を例に、その痛みが出た原因を探っていく1つの過程をご紹介いたします。
1ヶ月前に右の臀部に張りがあったため、同部位をポールでストレッチした後から、痛みとして強くなった。
右の臀部からふくらはぎの外側の痛み、そして、足底部が焼ける様にジリジリする。
といった症状でお困りでした。
右臀部を圧迫すると足底に痛みが走ります。
坐骨神経用症状の典型例ではありますが、ここでもうひと確認必要です。
この臀部(梨状筋)を硬くしているのは、なんなのだろうか?
ここで、当院の強みである筋膜のチェックがとても有用なんです。
筋膜をチェックしていくと腰の筋肉に筋膜性の関連があります。
確認すると、腰痛にも時々なるとのこと。
ここで、腰を筋膜調整すると、良くなる…
はずが、軽くはなりますが、まだ良くなりません。
今度はさらに他の部位まで広げてチェックしていくと、背骨の肩甲骨の間の部位、後頭部の付け根の部位にそれぞれ、筋膜の関連を認めました。
ここも調整しても、まだまだ薄く残っているとのこと。
(ここまで広がるのは、結構稀ですが、少なくはありません)
そこで、肩甲骨の間をたどって、腕を確認すると、左手の手首が右に比べて固いことに気づきます。
また聴取すると、なんと左肩が以前から慢性的に痛いとのこと。
(足の症状が強い場合、みなさん、腕の症状などを忘れていることがしばしばありますが、かなり重要なポイントになります)
案の定、左手首の筋膜調整をすることで、右足の痛みが無くなって行きました。
おまけに左肩も軽くなります。
このように、右足の症状が、左の手首の硬さが原因で引き起こすこともあります。
なので、お尻のストレッチをやっても、なかなか快調しない方は、まずは、しっかり原因を探っていける方にボディチェックしてもらうことをオススメ致します。
長く不調で悩んでいる方には、諦めずに一緒に向き合いながら解決に導いてくれる専門家に出会うことがいいきっかけになると思います。
G’hands はそんなあなたを応援しています。